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算数でつまずくのはなぜ

算数って、なかなか子どもたちが困っている教科のようです。
特に中学受験の算数は難しく、「一所懸命にやっても全然できるようになりません」
といった悩みをよく聞きます。
 
算数でつまずく大きな原因は「公式」にあります。
公式の有用な点は、なぜかは分からなくても使えば求めたい値が出るということです。
たとえば、次のようなものです。
 (底辺)×(高さ)÷2=(三角形の面積)
公式を知っていれば、どうしてこの式で三角形の面積が求まるのか
ということ自体を知る必要はありません。
当然、「なぜ?」と思って欲しい、理屈を知って欲しい、なるほどと思って欲しい。
けれども、この公式の場合、学習面において理屈を知らなくても支障を来たしません。
 
公式のメリットを考えると、上記の面積公式(円や扇形も含む)や、
小数や分数の四則演算(分数の割り算は割る数を逆数にして掛ける)、
最大公約数や最小公倍数を求めるためのすだれ算などはその利点を十分に生かせています。
理屈抜きで求められることで、より進んだ思考ができるようになります。
 
ところが、塾で教える公式(?)には有用性どころか、子どもたちを混乱に陥れるものがあります。
たとえば、次のような式に□があって、その値を求める問題(逆算といわれるもの)の公式です。
 
問題例) (8+□×2)÷6=3
 
公式例)□を求めるための公式
□+〇=△ → △-〇=□ | 〇+□=△ → △-〇=□
□-〇=△ → △+〇=□ | 〇-□=△ → 〇-△=□
□×〇=△ → △÷〇=□ | 〇×□=△ → △÷〇=□
□÷〇=△ → △×〇=□ | 〇÷□=△ → 〇÷△=□
 
これを見ると、子どもたちがなぜ算数ができなくなるのか、分かってもらえると思います。
ちなみに、大手進学塾のテキストには十中八九載っている公式です。
自分で考えて解かないといけない問題、ちょっと考えたら解ける問題を
こんな風にテキストの中で扱っていくわけです。酷いものです。
 
上記のような問題を見て、進学塾に通っている子どもたちは
「公式なんだったっけ、忘れちゃった!」って反応をします。
「公式なんて忘れちゃっても困らないから。今、自分で考えて!」と言って、
当塾では公式のことを気にさせない、公式を忘れさせる授業を行っています。



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